【演習】
- 起動時のハードウェア構成を確認する
- ディスクの残り容量を確認する
- ドライブのマウント状況を確認する
- CD-ROMをマウントする
- ディスクのパーティションを確認する
【解説】
起動時のハードウェア構成を確認する
dmesgコマンドを使う。
このコマンドは起動時のさまざまな情報を表示する。起動後に追加かされたデバイスに関する情報も追加される。
dmesgの出力は一画面には収まらないのでページャ(less)を使って表示すると見やすい。パイプを使い、ページャへ出力を渡す。
$ dmesg | less
ディスクの残り容量を確認する
dfコマンドを使う。
このコマンドはディスク装置の容量、使用量、使用可能量、マウントポイントを表示する。
ドライブのマウント状況を確認する
mountコマンドを使う。オプションを指定しなければ、マウント状況を確認できる。 $ df
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/hda1 497829 133233 338894 29% / /dev/hda3 1004052 105536 847512 12% /home none 127724 0 127724 0% /dev/shm /dev/hda2 2016044 1358372 555260 71% /usr
ドライブのマウント
CD-ROMやパーティションをマウントするときはデバイスファイル、マウント先ディレクトリを指定する。
CD-ROMをマウントする。デバイスファイルは/dev/cdrom、マウント先ディレクトリは/mnt/cdromとする。マウントは管理者権限で実行する。
# mount -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom
tオプションはマウントするファイルシステムの種類(タイプ)を指定する。
CD-ROMをアンマウントする。アンマウントするデバイスをマウントしているディレクトリを指定する。
# umount /mnt/cdrom
アンマウントしなければCD-ROMを取り出せない。
ディスクのパーティションを確認する
ディスクは複数の領域に分割して利用できる。領域のことをパーティションという。fdiskコマンドを使うとパーティションを操作できる。オプションに操作対象のパーティション名を指定する。
一台目のディスクのパーティション操作はオプションに/dev/hdaを指定する。
fdisk /dev/hda
ちょっとコワイコマンドなので使用に注意。
[UNIX管理実習]