!!!DHCP Dynamic Host Configuration Protocol ホストのIPアドレス等のネットワーク設定を自動的に行うプロトコル。 ネットワークの設定情報はDHCPサーバから取得し、決められた時間内貸し出される(リースという)。 規定の時間を経過したらクライアントはサーバから再リースする。 このプロトコルでは次のような情報をサーバから受け取り、クライアントに設定する。 *IPアドレス *IPアドレスのリース期間 *サブネットマスク *デフォルトゲートウェイ *DNSサーバアドレス *クライアントのホスト名 *ドメイン名 *DHCPサーバアドレス *POP3サーバアドレス *SMTPサーバアドレス 多くの情報を設定できるが、すべてを設定できるとは限らない。 !!DHCPの動作 DHCPクライアントとサーバ間でDHCPメッセージをやりとりし、クラインとの設定を行う。 DHCPメッセージはUDPで送信され、サーバはポート番号67、クライアントはポート番号68を使う。 +クライアントがIPアドレス等を取得するときはDHCPDISCOVERメッセージをサブネット全体に送出する。この時、送信先MACアドレスはFF:FF:FF:FF:FF:FF、送信先IPアドレスは255.255.255.255、送信元IPアドレスは0.0.0.0である。 +サーバはDHCPOFFERメッセージでIPアドレスをクライアントに通知する。 +クライアントがサーバからのオファーを受け取る場合はDHCPREQUESTメッセージを送信する。 +サーバはDHCPACKメッセージでIPアドレスなどの情報をクライアントに送り、クライアントはその情報で自らを設定する。 DHCPサーバはブロードキャストを使っているのでサブネットに一つ設置するが、サブネットが多い場合には管理が煩雑になってしまう。そこで、DHCPリレーエージェントを使えば、DHCPサーバの台数を減らせる。