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Apacheの変更点

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!!!Apache
Webサーバとして世界中で最も多く利用されているサーバソフトウェアで、
UNIX、Windows、Mac OS Xなど様々なのOS上で動作する。
*Linuxではインストール時のパッケージ選択でインストールできる。
*Mac OS Xでは最初からインストールされている。

参考URL
*[The Apache HTTP Server Project|http://httpd.apache.org/]
*[Netcraft:Web Server Survey|http://news.netcraft.com/archives/web_server_survey.html]

!!yumでインストール
CentOSやFedoraではyumを使ってネットワークからパッケージを取得し、インストールできる。

 # yum install httpd
 # yum update httpd

!!ソースコードからのビルドする場合

最新バージョンを利用したい場合にはThe Apache HTTP Server Projectからソースコードのファイルをダウンロードし、次の操作でインストールする。
ここではインストール先のディレクトリは標準(/usr/local/apache2)のままとする。
(X、Y、Zはバージョン番号)

 $ tar jxfv httpd-X.Y.Z.tar.bz2
 $ cd httpd-X.Y.Z
 $ ./configure
 $ make
 $ sudo make install

!!httpd
Apacheのサーバプログラムのファイル名はhttpd。
httpdはプロトコル名、dはdaemonの頭文字。

Windows版では名前が異なり、apache.exeである。

!!Apacheの起動
Apacheを手動で制御するにはapachectlコマンドを使う。パッケージとしてインストールできる場合はコマンド名だけを、ソースからインストールしたのでこのコマンドは/usr/local/apache/binにある。パスが長いのでエイリアスにしておくと便利。

!sudoコマンドが使えない場合
管理者権限に移行し、実行する。
 $ su -
 # apachectl -k start   <- パッケージでインストールされている場合
 # /usr/local/apache2/bin/apachectl -k start <- ソースからインストールした場合

!sudoコマンドが使える場合
 $ sudo apachectl -k start
 $ sudo /usr/local/apache2/bin/apachectl -k start

※[[sudoコマンド|UNXI:sudo]]
※[[sudoコマンド|UNIX:sudo]]

!!Apacheの起動確認
httpdが起動しているかは[[psコマンド|UNIX:ps]]を使い確認できる。
 $ ps ax | grep httpd
あるいはpidファイルの有無でも確認できる。

!!Apacheのディレクトリ構成

:Windows:標準インストールするとC:\Program Files\Apache Group\Apache2にインストールされる。
:UNIX:ソースからインストールすると/usr/local/apache2にインストールされる。
:Fedora:/var/www、/etc/httpd、/usr/sbin
:Mac OS X:/etc/apache2、/Library/WebServer/Documents、/usr/sbin

!UNIXシステムでPREFIXを指定せずにインストールしたときのディレクトリ構造
,フォルダ名,役割など
,bin,サーバのプログラムなどがある(ソースからのインストール場合)
,conf,サーバの設定ファイルがある
,error,エラー発生時に表示する文書がある
,htdocs,サーバトップレベルの文書を置くフォルダ
,icons,サーバで利用するアイコン用画像ファイルがある
,logs,サーバへのアクセス履歴やエラーの履歴が保存さている。アクセスログはaccess.logに、エラーログはerror.logに記録される
,manual,オンラインマニュアルがある

!Fedora、RedHatの標準インストールでのディレクトリ構造
:/var/www:cgi-bin,error,html,icons,manual,usage
:/etc/httpd:conf,conf.d,logs,modules,run
!!設定用の代表的なディレクティブ
httpd.confの代表的なディレクティブを表に示す。
,設定項目名,意味
,ServerType,httpd の実行方法
,ServerRoot,設定、エラー、ログファイルの設置ディレクトリ
,ServerName,サーバの名前
,ServerAdmin,サーバ管理者の Email アドレス
,DocumentRoot,httpd のトップレベルのファイルの設置場所
,PidFile,プロセス ID ファイルの設置場所
,ScoreBoardFile,スコアボードファイルの設置場所
,Errorlog,エラーログの設置場所
,LogLevel,ログを記録するレベル設定
,User と Group,httpd プロセスのオーナとグループ
,UserDir,ユーザのホームページファイルのホームディレクトリ内での設置デレクトリ名。デフォルトはpublic_html
,DirectoryIndex,インデックスファイルの名前。デフォルトはindex.html
,AccessFileName,ディレクトリごとのアクセス制御設定ファイルの指定。デフォルトは.htaccess
,<Directory>,ディレクトリごとの動作指定。
,AddDefaultCharset,デフォルトの文字コード指定。デフォルトはISO-8859-1。日本語を使うにはShift_JISにする。
,Alias,ディレクトリのエイリアスを設定する
,AddHandler,ファイルタイプに対する拡張子の指定