変数 variable
変数とは
コンピュータで様々なデータを処理するときにはその値を記憶しておかなければならない。この記憶する場所のことを変数という。
変数という名前が示すとおり、記憶している値を変えることができる。変数に対するものには値を変えられない定数がある。
その場所はコンピュータのメモリ上に確保される。変数にはその場所を参照するための名前をつける。これを変数名という。
メモリにはデータを記憶する8ビット単位の場所にメモリアドレスと呼ぶ数値を割り当てている。変数名は最終的にこのアドレスに置き換えられている。C言語ではこの番地をデータとして扱え、ポインタという。
変数宣言とは
変数はメモリ上に領域を確保するが保存するデータの種類(型)によりその大きさが異なる。プログラム中で型宣言するのはどれだけの領域を確保すればよいのかが型によって異なるためである。
変数型の例を示す。
- 整数
- 符号無し整数
- 符号付整数
- 実数
- 単精度浮動小数点数
- 倍精度浮動小数点数
変数型の名前、種類、精度はプログラミング言語によって異なる。
代入
変数の領域に値を格納することを代入という。
一般的に記号=を使って代入を示す。
たとえば、Javaでは整数型の変数Xに値100を代入するときは次のように記す。
int x; x = 100;
スコープ
プログラム内で宣言した変数がどの範囲まで有効なのか、参照可能なのかを表す言葉。大きく次の二つの種類がある。