ネットワーク構築 第5回(2005/11/09)
FTPの続き
FTPは2つのサーバ間でのファイル転送をサーバ以外のクライアントから制御できる。ただし、サーバの設定でこの転送を禁止していたり、クライアント側でこの機能を実装していないことがあるので、必ず使えるとは限らない。
ブラウザでFTPサーバにアクセス
ブラウザでもFTPサーバにアクセスできる。URLのスキーマをftpにすればよい。
ftp://サーバアドレス/
URLにユーザ名とパスワードを含める
ログインしたいときはURLにユーザ名とパスワードを次のように指定すればよい。
ftp://ユーザ名:パスワード@サーバアドレス/
IEの場合のみ、Windowsと同じ操作でフォルダやファイルの転送等ができる。
【演習】教師卓PCのFTPサーバにアクセスし、学籍番号のフォルダを作る。
Webサーバで起動するサービス
Webサーバでは次のサーバプログラムを稼動させえている場合が多い。
- httpd(常時)
- ftpd(接続要求があったときのみ)
- telnetまたはssh(〃)
telnetやsshは遠隔操作のために利用される。sshは送受信するデータを暗号化し、セキュリティを高めている。
WEBサーバ Apacheについて
Windows用のApacheは通常次のフォルダにインストールされる
C:\Program Files\Apache Group\Apache2
Apacheの機能
Apacheのフォルダの構成
フォルダ名 | 役割など |
---|---|
bin | サーバのプログラムなどがある |
conf | サーバの設定ファイルがある |
error | エラー発生時に表示する文書がある |
htdocs | サーバトップレベルの文書を置くフォルダ |
icons | サーバで利用するアイコン用画像ファイルがある |
logs | サーバへのアクセス履歴やエラーの履歴が保存さている。アクセスログはaccess.logに、エラーログはerror.logに記録される |
manual | オンラインマニュアルがある |
インストール直後の状態のURLとフォルダの関係
URL | 対応するフォルダ |
---|---|
http://サーバ名/ | htdocsのindex.html.xxが表示される。xxは言語を示す名前。ブラウザの言語設定にあうファイルを送る。 |
http://サーバ名/icons/ | iconsフォルダの内容 |
http://サーバ名/manual/ | manualフォルダのファイル(多言語対応) |