umask
ファイルやディレクトリの新規作成時のパーミッションを決定するマスク値の表示と設定するコマンド。
書式
umask [オプション] [マスク値]
オプション | 意味 |
---|---|
-p | コマンド形式で表示 |
-S | 現在のumask値をパーミッションで表示 |
システムでのumask値の設定はLinuxでは/etc/profileおよび/etc/bashrcに記されており、ログイン時に設定される。CentOS5.9ではユーザ名とグループが一致している場合には0002が一致しない場合には0022が設定されるようになっている。
ファイルやディレクトリ作成時のパーミッションの値はファイル作成時には666と、ディレクトリ作成時には777とumask値のビット単位の否定の論理積によって得られる値がそれぞれのパーミッションになる。
例えばumask値が022の場合、ファイルおよびディレクトリのパーミッションは644(rw-r--r--)と755(rwxr-xr-x)になる。
8進数 2進数 666 110 110 110 777 111 111 111 ~022 111 101 101 ~022 111 101 101 ---------------- ----------------- 644 110 100 100 755 111 101 101
また、umask値が002の場合はそれぞれは664(rw-rw-r--)、775(rwxrwxr-x)となる。
8進数 2進数 666 110 110 110 777 111 111 111 ~002 111 111 101 ~022 111 111 101 ---------------- ----------------- 644 110 110 100 755 111 111 101